2007年11月13日

風物詩となった光景ではあるが…


仰ぎ見る樅の木の樹齢は…? 

ロックフェラーセンターのアイススケートリンクと特大ツリーと言えば冬のNYの風物詩として欠かせないものであろうが,毎年この話題に触れて思うのはこの特大樅の木の来し方行く末である.

設置するのにも一苦労するまでに育ったこの大木は,どこから切り出されて来たのだろうか? そして1月に入り撤去された後はどのような運命を辿るのか? 根元から伐採され広場に固定される木を見る度に「ここに一本植えておけばいいのではないか」という疑問が湧いて来る. 

勿論この場所でのツリーとして適したサイズというものがあり,育っていく樹木であるからそれを超えてしまうのは時間の問題であろう. しかし“第○代樅の木”として植樹し,成長して役目を果たした後は別の場所に移植し,新たに次の代の木を迎えるというような形で伐採せずに済む方法はないものであろうか?

切り出して来る山には無数の樅の木が生育していて,立派に育った大木もこれから成長する幼木も幾らでも並んでいるのかも知れない.
クリスマスにツリーを飾る事は彼らにとって重要であり,そのために25mまで生長した木を一本伐採する事は何ら後ろめたいものではないのかも知れない.

しかし環境保護やリサイクルを推進しようとする一方で,このような大木をいともあっさり伐採する事に疑問を感じる人が皆無とは思いたくない.

かつてこのビル群を所有した(殆どは既に手放したが一部は今も所有する)三菱地所が今でもそのままオーナーであったなら,もしかしたら名物となる樅の木の植樹が実現していたかも知れないが,現在この場所を管理する人々が樹木を愛する意識に目覚め,人々に愛される樹として出来るだけ永くこの町を見守れるような樅の木を迎えられたらいいと願っている.

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