2007年10月29日

トリックでは済まぬ犯罪


“小悪魔”達を襲う悪魔に注意 

何年も前から子供達を“trick or treat!”に送り出す親達や,迎える家庭で言われてきた子供を守るための注意事項がある.

社会が複雑化して様々な人間がコミュニティに属するようになり,不用意な行動から子供が犯罪に巻き込まれない(自分がそれに従事したと疑われない)ようにという配慮からだ.

曰く…

 ・単独で回らず他の子供+大人(少なくとも保護者代表1名)に同行する.
  (必ず大人が訪問先を確認し引率する子供を見守る.)

 ・素顔が判らなくなる扮装をしない.
  (常に周囲から“どこの誰か”が確認出来る状態にしておく.)

 ・夕方もしくは昼の時間帯に回る.
  (灯りの下でしか顔が判らなくなる前には帰宅させる.)

 ・手作りのクッキー・ケーキ類は貰わない/あげない.
  (含まれる成分が確認出来ない食品は食べさせない.)

 ・迎える側は包装がきちんとした市販品を用意する.
  (包装がされていないもの,販売元が不明の食品を食べさせない.)

 ・訪ねて来た子供は戸口で迎え屋内には招き入れない.
  (周囲の目の届く範囲に留め不要な疑いを防ぐ.)

…等々子供のお楽しみに乗じた卑劣な犯罪行為から自衛するための心得であり,折角の行事に水を差しかねない可能性もあるが防衛のためには仕方がないとされている.

ただでさえ対象となる年齢の子を持つ親(及び迎える側)にとっては注意が必要な行事であったが,今年はそこに新たな伏兵が待ち構えていた.

“中国製の食品や容器は与えない/口にしない”.

厳密に言えば生産国を中国と限定する事には科学的な根拠は無い.
しかし一般の親が知識として持つ情報では,残念ながら一連の報道等によってこのように判断するしかないのだという.

槍玉に挙がっている製品の母国にはどのような事情があるのだろうか?

“世界の工場”として低コスト生産を売り物に製品を供給してきたが,生産技術や品質管理は殆どを海外からの導入に頼っていた.

ウナギ養殖場で使用され問題になった“マラカイトグリーン”は,元は日本の養殖業者や薬品メーカーが持ち込んだ物だという.

過去には日本でも使用が認められていたものが禁止され,販売出来なくなった薬品を中国で在庫処分(HIVやC型肝炎等の薬害問題に根は似ている)したのが事の始まりらしい.

生産受託工場として発展する過程で国外から持ち込まれた“トリック”が,未だに大手を振ってまかり通っている可能性は否めない.

このような観点からすれば,自らの利益のために不都合なものは事実を知らない者に押し付けた海外の取引業者も,犯罪の片棒を担いでいたと言えなくはないだろうか.

勿論最大の責任は原材料が人体に危害を加える恐れを知りつつ添加し続ける(知った時点で中止しない)経営者達にあり,輸出先の全ての人々の安全と生産国である中国(で真面目に生産するメーカー)への信頼を踏みにじる重大犯罪である.

そして驚くべき事は食の安全を軽んじる犯罪者が日本国内からも出現しているという事だ.
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