2007年07月27日

選挙にテーマを付けては?


今回のテーマは“失政者退場”選挙か?

前回の衆院選は“郵政民営化(行政改革)信任選挙”あたりが適当だろうか.

多くの政策課題が山積する中で単一テーマを前面に押し出し,あたかもそれだけを争点とする選挙が適当ではない事は百も承知の上だが,これまでの経緯から結局誰も何も解決していないまま次の政局に突入してばかりで,それなら前回の衆院選で実現した郵政民営化のように一政権一課題でもいいかとも思えてくる.(どうせすぐにまた大将は替わるんだし…)

現時点で「どの政党に何を期待するか?」を問えば,多くの人が「どこにも何も期待出来ない」と答えるのではないかと思われるが,大局的見地に立てない与党の無策保身と,実効的対案を出せない野党の無策の反対ばかりではそれも仕方ない.

かつてのように“保守対革新”の構図で“現状是認か改革か?”を問うた時代は過ぎ,現在は一般市民の視線で現実的政策を実行する政党へ支持が集まるものと考えられる.

税金や積立金を湯水のように使って内輪だけが無駄太りした行政は,そのような政策を認めた政党に投票した有権者に責任がある. 自分達のカネをドブにぶちまけるような政策を望まないならば,過去への反省に立った投票行動に出るべきである.

・年金改革に着手しないまま杜撰な現状を招いた行政
・恒久的な定率減税と言いながら減税を廃止*などとトボけている行政
 (*所得税と住民税の割合が変わり「納税額は変わりません」と嘘をつきながら増税)
・コスト意識の導入を謳って福祉・生活サービスを有料化しながらスリムになれない行政
・法令の強化による不正への対処を謳いながら身内に毅然と対処出来ない行政

要するに自分とその仲間には今まで通り美味しい環境を残しながら,発生する負担は一般の国民に押し付けようとするのが現在の行政の魂胆である.

ならばこの現状を改善出来る者に国政を託したいと考えるのが普通ではないだろうか(そしてそう考える人々の意見を反映したのが現時点での予想獲得議席数と言える). 自身が実現を望む項目(テーマ)を順に並べ,その最も望むもの(勿論多いに越した事はないが)の実現をテーマとして掲げる候補に票を投じるのが本来の選挙であろう.

どうやら今回の参院選では負けを見越したのか,敗戦処理的発言もちらほら漏れ聞こえる現政権だが,その様子だと次期衆院選も意外に近いかも知れない.

その時(今度は首相の地位が絡む選挙だ)には何をテーマに運動を繰り広げるのか,そしてそれまでに何をテーマとして自身の存在をアピールをするのか,そのように有権者に素直に共感出来る理解し易い訴えが“選ばれる政党”には必要である.

有権者も何を変えるべきかそして何から変えるべきかというテーマを考えてそれを実行しそうな政党を選び,その結果には自ら責任を負う(良い結果が出ればそれを続ける方策を考え,悪い結果が出れば何がそれを生んだか考える)事で真剣な投票が出来るのではないだろうか.

テーマを見付けるには日頃から視線を向けておく必要がある.
生活を良くしたいならその努力を厭うべきではない.

どこに投票しようが「結局何も変らない」と考える者には,“結局何も変える気がない”と言えよう.

少なくとも投票しない人間には行政への不満を口にする資格もないのである.
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