2007年04月11日

AppleとSONY


iPodシリーズが累計出荷1億台を突破したとの事.
Appleが'01年11月に発表以来,5年半を待たずに到達したこの数字に,SONYは'79年の発売以来13年半をウォークマンシリーズで要したと云う.
では前者が後者より優れているのかと言えば話は別だろう.
iTunesと云う画像・音楽配信サービス+リンクソフトと携帯プレイヤーを融合させたインパクトと,鞄サイズのラジカセをポケットサイズの再生専用カセットプレイヤーに圧縮した発想は,共にその時代のパイオニアであったからこそ世界標準とまで言われる地位を築くに至ったと言える.
それぞれが成長した時代の世界市場に於ける購買力のある国の数や,情報伝播力の違いがこの年数の差に顕れるているとも考えられる.

敢えて言うならば,“CDウォークマン(ディスクマン)”が発表されたのと同じ'84年に初代マッキントッシュを世に送り出したAppleが,その後の波乱を一貫してMacを基幹として克服し現状に到達したのに比べ,SONYはカセットテープ‐CD‐MDを経て現在の製品に至るまでの間も安穏とした成長を遂げ,他の多くのカテゴリの製品にも注力していたためと言えるのではないだろうか.

AppleとSONYでは製品群の性格が異なるが,共に強烈な個性を持つ創業者が興したヴェンチャーである. カリスマ創業者が健在か,既に世を去って大企業病に陥っているかが製品の個性に顕れているとも考えられ,SONYが今苦しい中でiMacやiPodのようなAppleを窮地から立ち直らせた製品 (サービス)を産み出せるか,そしてAppleではポスト ジョブスが今後の課題として注目どころだろう.
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